上場準備と
風評被害対策の重要性
「風評」と言っても言われないデマなので、気にしなくていいのでは?
事実ではないので、堂々として良い。対策する必要が無いと思っていませんか?
確かにインターネット上の風評被害は、それが「風評」である限り、企業の実態ではありませんが、昨今、主幹事証券会社にネガティブな印象を与えてしまう点においても、対策が必要だと考えます。
上場審査に影響を及ぼすことがある為、主幹事証券会社の視線は、インターネット上のレピュテーションに対しても厳しいものとなっており、実際に近年は、レピュテーションリスクが表面化することで、企業経営に多大な影響を与える事例も散見されており、レピュテーションリスクへの関心も高まっており、企業が風評被害・誹謗中傷に遭ったことがある場合、上場審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
また昨今ではいわゆる「炎上」以外にも、ネット上にはレピュテーションリスクが潜んでいることから、企業の的確な対応が求められています。
さらに、企業の上場は世間からの注目を集めるタイミングであり、風評被害や誹謗中傷、元従業員による内部告発などリスクが発生しやすい環境となります。
上場準備に際しては、過去に拡散されたデマや法的紛争に関連して、インターネット上の風評被害対策も必要になります。
風評被害は急速に広がるため、その対策が求められます。過去の不祥事や法的紛争に関連する情報を収集し、「実質審査」において、特に問題視される部分は次の5つになります。